SITUS Minimalist Walletの財布レビューと1年使った感想
2021/7/7
2022/10/19
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SITUS Minimalist Wallet Tyvek®(サイタス ミニマリスト ウォレット タイベック®)を購入して実際に1年使ったので、レビューします。
- 手ぶらで外出したい(手軽!身軽!軽量!)
- 人とあまりかぶらないオシャレでかっこいい財布がほしい
- 見た目だけでなく機能性も重視したい
- 最近人気の小さい財布デビューしたいけど、リーズナブルでいいものはないだろうか
という方にはぜひ一度チェックしてみてほしい財布です。
実際に使ってみたSITUS Minimalist Wallet Tyvek®の魅力は、『飽きのこない洗練されたデザイン』と、『実用的な機能性(軽い・耐久性・耐水性・必要最低限の収納力)』です。
めちゃくちゃ気に入っているのでぜひともオススメしたい財布ですが、人によっては大きなデメリットになる『経年変化』についても写真付きで解説しています。
【追記】
記事の一番最後に、使用開始から2年経過後の状態について追記しました。
MoMA Design Store
<この記事の目次>
前置き:長財布は便利だけどデカい・・・
実はわたくし、2年前に人生初の長財布を購入したんですね。
それまではずっと2つ折り財布を使ってたんですけど、『今まで使ったことがないので一度くらいは使ってみたい&なんか金運上がりそう&ちょっとカッコつけたい』みたいな理由で一念発起して長財布デビューしたのです。
それでしばらくドヤ顔で使ってたわけですが、いろいろデメリットを感じてまして・・・
- 収納性は非常に高いがとにかくデカイ → ズボンのポケットからはみ出る・サコッシュバッグとかに入らない → 手ぶらや軽装で出かけられない
- 購入した長財布はやわらかめのエナメルっぽいレザーなので表面に傷がつきやすい → 使うのにすごく気を使う&ケアが面倒
- スマホでのキャッシュレス決済を導入したので現金を使う場面が減った → 財布の使用シーンも減った
- ミニマリスト系ライフスタイルの人たちに興味を持ち始めた → もっとコンパクトに、無駄を削ぎ落として生活したい
みたいな感じで、やっぱ小さいほうがいんじゃね??って感じるようになってきたわけです。
もちろん長財布は長財布で気に入ってるんですが、「もう少し気軽に持ち歩けて・そんなに肩肘張らずに使えて・もっとコンパクトなやつ」に変えようと思い立ちました。
そこで出会ったのが『SITUS Minimalist Wallet Tyvek®』(読み方:サイタスミニマリストウォレットタイベック®)というわけです。
SITUSとは?
『本質的な個性を引き出すためのシンプルデザイン』をコンセプトにかかげたブランドです。
何年経っても色褪せない、洗練されたシンプルデザインをテーマに、さまざまなアイテムを展開しているようです。
現在は『財布』『クリアファイル用レザーバインダー』『キーチェーン』などが発売されていて、どれも洗練されたアイテムばかりです。
建築設計・デザインの仕事をされていた方が立ち上げたブランドのようで、デザイン・機能ともに細部までこだわったものづくりをしている印象です。
小さい財布ええがな!!!
SITUS Minimalist Wallet Tyvek®は一般的なカードとほぼ同じ大きさです。
名刺入れくらいのイメージですね。(厚みはもう少しありますが)
最近は各ブランドから様々な「小さい財布」が発売されていて、もっと薄いやつとかもあったのですが、とにかくデザインがすごく気に入ったのが決め手です。
シンプル・ミニマルなデザインでスマートなのに、だし巻卵のようなフォルムがなんともかわいいのです。
『シュッとしてるのにカワイイ』この相反するものが共存している(個人の見解です)のがたまりませんね。
買ってからしばらくはいつも作業で使うパソコンの横に置いて眺めてましたw
今回、色はブラック(BLACK)を購入しました。ちなみにお値段は6,490円(税込)です。
※ちなみに、この記事で紹介しているのは通常のモデルですが、左利き用モデルもあります。
財布の詳細を見てみよう
外観
外観イメージは「だし巻き卵」
スタイリッシュな雰囲気がありつつもどこかかわいらしさを持ち合わせている・・・
なんとも素敵な財布ではありませんか!!
カラーはベタ塗りのブラック一色ではなく、よく見ると濃淡が混ざったマーブル模様のような色合いです。
(他のカラーも、ブルーとかグリーンもすごく色合いがよかったのでめちゃくちゃ迷いました。蛍光色イエローとかもあって、差し色としてオシャレですよね。)
表面は少し光沢がありますが、ブラックでもそれほどモードっぽすぎないというか、別にカッコつけすぎ感はありません。
シンプルなデザインの中に、ステッチとかタグがさりげなくアクセントになってます。
素材(経年変化に注意)
アメリカのデュポン社が開発したタイベック®という素材が財布全体に使用されています。
素材の詳細はデュポン社サイトをご覧ください、ざっくり言うと『ポリエチレンの超細い繊維で作ったシートで、防水性や耐久性にとても優れている』という素材のようです。
確かにレザーとかと比較するとはるかに軽くて、雨の日の水濡れを気にせず使えます。
(※水性の汚れには強いですが油系は付着吸収するみたいなので注意)
素材としては素晴らしいと思うのですが、ここで一点だけすごく重要な注意点がありまして・・・
これは好き嫌いがわかれるところだと思うのですが、このタイベック、どうしても素材の性質上、使っているとシワが発生してきます。
なので、シワがない新品の姿でずっと使うことはできません。使っているとある程度のシワが出てきますので、それを了承の上でこの財布を購入されることをオススメします。
というかシワを気にする人は買ってはいけません。
左が『新品』、右が『実際に1年使ったもの』です。
タイベック®の素材感としては「丈夫な紙」のような印象です。
素材感に関しても、タイベック®に触れたことのない方は実物と商品写真イメージとでちょっとギャップがあるかもしれません。
私はそれほど気にならなかったですが、想像してたよりはペラペラして紙っぽい印象でした。(ただし安っぽい感じの素材ではないです)
サイズ感
iPhone SE(第1世代)との比較画像です。(このiPhone SEは、iPhone5 や 5s と同じサイズです)
SITUS Minimalist Wallet Tyvek®のサイズは縦6cm × 横9.5cm × 厚さ2cm、重さは33グラム(軽い!!!!!)です。
他の小さい財布と比較すると、やや厚みがあるほうだと思いますが縦横サイズが小さいので厚みはそれほど気になりません。
むしろこのサイズ感、手にしっくりなじみます。
オープン&クローズ
財布の開け閉めはスナップボタンでポチポチします。
お会計の時の手間が少しだけありますが、勝手に開いたりせず中身をしっかり収納してくれるのは安心ですよね。
私は財布に関してはボタンとかチャックでしっかり収納したい派なのでとても気に入ってます。
お札入れ
外国紙幣も入れられる仕様なので、お札がはみ出したりせずきちんと収納されます。
ただし財布の構造上、お札は3つ折りになります。
MAX収納枚数は10枚。使用感としては7~8枚あたりから財布を閉めにくいときがありました。
とは言え、そもそも大量にお札を入れるための財布ではないと思いますので、特に不満はありません。
それよりもお札を入れるときにときどきタグに引っかかることがあり、ここだけ慣れが必要です。
小銭入れ
こちらもスナップボタン式ですが、財布を開けてから小銭入れへのアクセスはスムーズです。
小銭入れを開くと、平面に置かれたコインを上から見下ろす構造です。なので取り出すときも何円のコインなのか判別しやすくて機能的ですね。
たとえば100円玉を出したいのに小銭がたくさん入っていて見えないときに財布を振ったりすると思うんですが、こぼれない構造になっているのもよきです。
カード収納
カードの収納はピロピロピロっとジャバラのごとく開きます。
これは見た目的にカッコよく機能面でも使いやすく、私が気に入っているポイントです。(もちろん財布を開いてからカード収納へのアクセスもスムーズです)
ポケットは5つ、つまりカードは5枚持ち歩けます。
財布に入れるカードの枚数ってこれくらいがめちゃくちゃちょうどいいのですよ。
(ひとつのカードポケットに2枚重ねで入れるのは、薄いカードであればできなくはないですが取り出しにくくなるのでおすすめしません)
私は「免許証、保険証、クレカ、ICOCA」をレギュラーメンバーとして入れていて、あと1枚はお出かけの際にそのとき必要なものを都度入れてます。
なので財布には必要最低限のカードだけ、たまにしか使わないカードは別のカードケースに収納するようにしてます。
おかげでだいぶ整理整頓されたような気はします。財布を変えてからあまりスタンプカードとかは置いとかないようになったし。
一点だけ気になるところは小銭入れのすぐ隣のポケット(上記写真の①のポケット)が少しせまくて出し入れがしづらいです。ここには薄めのカードを入れましょう。
交通系ICカードの収納
SUICAやICOCAなど、交通系ICカードは上記写真の⑤のポケットに入れると財布を開けずに使用できます。
お札をたくさん入れていても、改札での読み取りは問題ありませんでした。
隠しポケット
小銭入れの裏側のスキマに隠しポケットがあるのですが、けっこう狭いです。
ここは横幅的にカードを入れるのは難しいので、何か小さなものの隠し場所になります。(ただ、狭いので出し入れはしにくいです。)
用途としては、鍵やSDカードなどを入れるための収納のようです。
チョコボールの金のエンゼルマークや、ギターのピック、昔の恥ずかしいプリクラなど収納できます!w
1年間実際に使ってみて:メリット
- コンパクトなのに、必要最低限であれば十分な収納生
- デザインが素敵
- スタイリッシュなのにカッコつけすぎていないのでカジュアルに使える
- 価格がリーズナブル
- 薄い素材なのに耐久性があり、水濡れにも強い
- わずか33gとめちゃくちゃ軽い
- 面倒なケアがいらない
- 収納できるカードの枚数が限られている(5枚)ので、いろいろ入れまくってグチャグチャにならない
- 他の人とかぶりにくい
- サブ財布としてビビッドな色合いにもチャレンジしやすい(ビビッドなカラーもデザインにマッチしている)
1年間実際に実際使ってみて:注意点やデメリット
- シワが発生する
- 長いこと使うと端っこの色が少しハゲてくる(薄いカラーのほうが目立ちにくいかも)
- 素材感は写真のイメージと違うので要確認(写真のイメージよりもっとペラペラで紙のような素材です、ただしこれはこれで好きな人はいると思います)
- 収納力は普通の財布よりも限られてくるので、中身を入れすぎるとパンパンになって閉まらない
- お札を入れるときにタグに引っかかることがある
- お札が3枚折れになる
どんな人にオススメ?
- 小さい財布がほしいけど、あまりに薄すぎる財布は収納力が不安なのでもう少し収納性があるものを探している人
- ズボンの前ポケットやシャツの胸ポケットにも入る財布がほしい人
- 軽い財布がほしい人
- アウトドアやロックフェスなどで使える財布を探している人
- メイン財布は長財布でキメてるけど、休日使うサブ財布はラフに気軽に持ち運べるものがほしい人
- 手ぶらで出かけたい人
- 他の人とちょっと違った財布がほしい人
感想のまとめ
購入してから一年経ちましたが、現在もSITUS Minimalist Wallet Tyvek®は活躍中です。
もちろんシワが出てきたり端っこの色がほんの少しはげてきたりはしてますが、これはこれでアリだなと思って気に入って使ってます。
レザーの経年変化やジーンズの色落ちなんかと同じようなものと考えれば、素材の味のひとつとしてカッコいいと思うんですよね。
(私はiPhoneとかもカバーなし・画面フィルムなしでガンガン使っていて、端っこが欠けたり傷がついたりしても愛着をもって使い込んでますw)
高級ではないし見栄はって使う財布ではないですが、「自分の気に入ったモノを」「実用的に」「こだわりを持って」愛用したい、という方にはぜひおすすめしたいと思います。
MoMA Design Store
追記:SITUSの新商品情報
SITUSブランドより、財布の新商品2モデルが発売されています。
SITUS Minimalist Wallet PVC
SITUS Minimalist Wallet PVCは素材がPVC(再生ポリ塩化ビニル)製のモデルで、価格が¥7,370です。
タイベック®製モデルと比較すると、よりポップでビビッドな色合いが魅力ですね。とにかくデザインがすごくかわいいです。
PVCについては、ハイブランドがバッグなどを展開していたり、あいみょんがツアーグッズでPVCミニウォレット(SALLIES Pocket Pal MINIMAL WALLET)を採用していたりと、最近注目の素材です。
SITUS Minimalist Wallet PVCのサイズや構造は、タイベック®製モデルとほぼ同じのようですが、重量だけ少し重いです。(それでも軽いですが・・・)
タイベック®製モデルが33グラムに対して、PVC製モデルが67グラムです。また、水や汚れに強いのでアウトドアでも使えるのが魅力ですね。
ただ、中身を入れるとお札が丸見えになるのでこのあたりは好き嫌いが分かれそうな印象。公式サイトに書かれているように、オシャレなステッカーや写真などを入れて自分好みにカスタマイズするのもよさそう。
私の好みは、クリアイエローとかめっちゃ明るい色を小物の差し色として使うのとかすごくいいなと思います。もしくはコハクカラーの落ち着いた色合いなんかも、ハイブランドが使ってそうな素材感でめっちゃオシャレだと思います。
SITUS Tiny Wallet Recycled Leather
SITUS Tiny Wallet Recycled Leatherは素材がリサイクルレザー製のモデルで、価格が¥12,980です。
こちらは商品名がMinimalist WalletではなくTiny Walletです。なので素材だけではなくデザインも新しいものになっています。
Minimalist Walletよりも、さらに洗練されたシンプルで美しいデザインですね。スーツのポケットからサッと取り出してもスマートにキマると思います。
また、機能面もかなり細かいところまで使いやすさを追求して作られている印象です。
デザイン&機能ともに美しく洗練されたアイテム。
値段は少しアップしますがその分の魅力は十分あるのではないでしょうか。
個人的には、ちょっとスタイシュッシュすぎる印象なので私は買わないです。
私はスマートでありつつもどこかカジュアル感やかわいさなどがあるほうが好みなので、Minimalist Walletのほうがいいです。(Minimalist Walletでさらに別素材が出てほしいですw)
さらに追記:購入から2年経過後の感想
この記事ではSITUS Minimalist Wallet Tyvek®を1年使った感想をレビューしていますが、さらなる経過報告として購入から2年経過後の状態を追記します。
これが購入してから2年間、ほぼ毎日使用した財布の写真です。
かなりシワが目立つようになり、色がハゲてきて白くなっている箇所がたくさんあります。
一方で財布を開いた内側の生地に関しては、シワはできているものの綺麗な状態を保っています。
ただやはり外側生地の劣化が、ちょっとこのまま使うにはみっともないかも・・・というところまで来ました。このあたりが限界かと思います。
シワだけならある程度許容できたのですが、色がハゲて白いところが点々としているのがちょっとボロく見えてしまいますね・・・
ただし見た目の劣化以外は、破れたりほつれたりもせずに特に問題なく使えます。今後はアウトドア専用と割り切って使うのもアリかもしれません。
というわけで私なりの結論ではありますが、SITUS Minimalist Wallet Tyvek®の経年変化を許容しつつ使える寿命は2年です。
『毎日使うと2年くらいでボロくなる』という点では、コンバースのオールスターを買うような感覚で購入されるのがいいかもしれません。
私はSITUS Minimalist Wallet Tyvek®のデザインや使い勝手はめちゃくちゃ気に入ってるので、もう少し長く使えたらいいのに・・・というのは正直な感想です。
コンセプトやものづくりのクオリティは素晴らしいものがあると思いますので、SITUS社の今後の商品展開に期待ですね。(^^)
という感じでSITUS Minimalist Wallet Tyvek®のレビュー記事を読んでいただいてありがとうございました。
私がSITUS Minimalist Wallet Tyvek®と一緒に愛用している、ミニマルデザインのバックパック「WEXLEY STEM BACKPACK」のレビュー記事も書きましたのでこちらもオススメです。
→WEXLEY STEM BACKPACK を購入した!【レビュー】